放置して大丈夫?それって…

腱板断裂とは、加齢や機械的刺激、外傷などが原因となり、腱板の腱線維が断裂した状態です。


腱の変性と腱に加わった外力の総和によって引き起こされると言われています。


※よく四十肩、五十肩と

間違われることが多いです!!!


MRIがないと正確に腱板断裂と診断することはできません!



ただ臨床でたくさん肩の患者様を診てきた医師やセラピストは特定の動きを確認すればおおよその予測はできます。



♦腱板とは?

・棘上筋(Supraspinatus muscle:SSP)
・棘下筋(Infraspinatus muscle:ISP)
・肩甲下筋(Subscapularis muscle:SSC)
・小円筋(Teres minor muscle:TM)

この4つの筋の総称です。


体表に近い所にある大きな筋肉は腕を動かしたりする際、大きな力を生み動作を遂行するために働きます。アウターマッスルと言われる筋肉たちです。


一方、
腱板はどのような働きをするかというと、
大きな筋肉たちが腕を持ち上げたりしてくれている最中に、関節の近くで関節が無理なくきれいに動くよう調整をしてくれている筋肉と思ってください。

そのため

"インナーマッスル"


とも言われます。



♦腱板断裂の分類



画像のように、
断裂部位は不全断裂で、

①滑液包面、②関節面、③腱内


完全断裂の場合
断裂サイズ

①small、②medium、③large、④massive

と分類することができます。


滑液包面断裂 ⇒ 肩峰下インピンジメント
関節面断裂 ⇒ インターナルインピンジメント
全層断裂 ⇒ 転倒などの外傷

外傷(転倒や頭上での無理な動作など)が要因でない場合で発症する場合、

①Neerの外因説、②Codmanの内因説


が関係していると言われています。少し難しい話となるため、興味がある方は調べてみてください!


棘上筋は肩峰下インピンジメントを受けやすい位置にあり、大結節の付着部近傍(critical zone)は血行が乏しく年齢とともに退行変性に陥り断裂しやすいと言われています。


♦腱板断裂の症状


腱板断裂が起きると出現する症状には以下のようなものがあります。

①夜間痛・運動時痛

Painful arc sign、impingement症状など

②上肢挙上困難


③筋力低下、腱板の筋委縮


また、加齢に伴い起こる疾患でもあるため、上記のような症状がなくても、知らないうちに切れていたという方もたくさんいます。
症状がなければ特に整形外科に行くこともありませんので不自由がなければ問題ないと思います。


筋委縮を確認する際、MRIにおいて

Goutaller(グタリエ)分類


で確認することが多いです。5段階に分かれており、診断は医師が行います。


以上が腱板断裂についての概要になります。


臨床現場ではやはり、五十肩だと思っていて放置し、なかなか治らないので整形外科に行ったら腱板断裂と診断を受ける方が大変多いです。肩の痛みは放置せず、一度整形外科を受診してみてください!


ただ、整形外科に行ったけど五十肩と言われ、薬・注射・リハビリをやっていたと言われる患者様もたくさんいる現状もあります。
だから正確な診断をしてくれる信頼できる医師を

自分で



選ばなければいけないのです!
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