どんなことしてるの??
前回の記事の続きになります。
まだ見ていない方は是非1つ前の記事から読んでいただけると幸いです。
評価編ということで、
実際に整形外科でリハビリをする内容を
今回は紹介していきます!
リハビリが開始となる時期は
拘縮期
と言われる時期で、運動制限が強くなっている場合が多いです。
簡単に拘縮(運動制限)が起きるまで肩で何が起こっているのかと言うと、
加齢
↓
腱板と言われる筋肉の退行性変化や血流障害
↓
炎症性変化
・関節包 ・肩峰下滑液包
↓ 疼痛
肩の不動
↓
メカニカルストレスの不足、免疫学的反応
↓
拘縮
※糖尿病を合併していると
難治性の拘縮を示すことが多い
このような機序で発生しています。
リハビリでの評価
①カルテから画像の確認
・レントゲン
(石灰の有無、骨棘の有無、上腕骨~肩甲骨外側縁の角度、内外旋での骨頭前方偏移など)
・MRI
(炎症所見、腱板断裂の有無、上腕二頭筋長頭腱の状態など)
・CT
(石灰の有無、骨棘の有無など)
②問診
・疼痛など
(いつから? 夜間痛の有無は? 痛みの場所は? 痛みの種類は? 痛い動作は? 楽な時間や姿勢は? 仕事は? 趣味は?)
③視診、触診
・姿勢 ・骨頭の位置、動き ・肩甲骨の位置、動き ・脊柱の変形、動き
・疼痛出現動作の確認
・可動域測定
・筋力の確認
・整形外科的テスト
このような内容を確認したうえでの治療となります。上記を確認することで現在の肩の状態を正確に判断し治療することができます。
ということは!
この内容を最低限確認しないと
正確に診断し、正しい治療が
できないということです!!!
もちろんその人その人によって評価の内容は変わります。臨床場面では上記以外にプラスして評価を実施することが多々あります(スポーツをしている方なら実際に動作を確認したり、現場での様子を動画で撮ってきていただいたり)。
治療院・整骨院・整体は
レントゲン・MRIなど
撮ってくれますか?
マッサージ店、
ほんとうにその場所をほぐして
大丈夫か把握していますか?
私は整体や整骨院といった治療院を否定するつもりはありません。ちゃんとそちらに通って症状が改善した人もたくさんいらっしゃると思いますし、すべての整形外科がしっかり治療してくれる保証は正直ありません。
ただ本気で自分の肩の痛み、体の痛みを改善させたい・早く改善させたいという方は絶対正確な診断が必要です!これは断言できます!
正確な疾患・診断をせず治療を行うことは、白紙の地図を渡されて目的地にたどり着けと言っているようなものです。
または目的地は書いてあるが、自分が今いる位置がわからない地図と一緒とも言えるでしょう。
もちろんそれでもゴールにたどり着く人はいると思います。
でもその道のりは、ものすごく遠回りであったり、途中で代償(ほかの部位に障害が出る)を負ったりするリスクが上がるのは言うまでもありません。
だから信頼できる医師やセラピストを
自分で
ちゃんと選ばなければいけないのです。
本気で自分の体を良くしたい、
痛みを取りたい方、
待っています!!
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